悲報!半世紀以上が経った今も変われなかったアニメ業界!

2023年9月29日

今回はアニメに関わる職業の中でも、アニメーターの実態について書いていこうと思います。

アニメーターの給料がなぜ低いのかを説明していきます。

アニメ業界の労働環境に関しては、手塚治虫氏の影響が強いと言われています。

ジブリの宮崎駿氏は手塚氏が日本初の本格アニメ『鉄腕アトム』を

破格の制作費(約50万円)で請け負ったことが相場を低くした原因だと批判しています。

しかし、アニメという産業がなりたってない時代に、

新しい産業として始めるには、上記のような強引な方法で割り込んでいくことは必要だったのでしょう。

「鉄腕アトム」(1963年)以来、相場は低く抑えられ、多くの製作会社が赤字です。

元請けの制作会社は、DVDやBlu-rayなどの二次利用やキャラクタービジネスで赤字分を回収できるが、

著作権を持たない下請けや孫請けはその恩恵にあずかれません。

とはいえ、手塚氏がアニメを日本に根付かせてから半世紀以上が経った今、

半世紀もの間、労働環境を誰も改善しなかった(できなかった)ことを、始めた人のせいにするのはおかしいと思います。

改善してこなかった(できなかった)後進の責任である。

アニメーター自身、かつての夢であったアニメ制作にかかわっていることだけで満足してしまい、

労働環境に無関心になっていることが原因の一つであると考えられます。

新人は動画担当で3、4年経験を積み、原画担当にステップアップするのが通常ですが、それ以前に退職してしまう人が多く、優秀な原画マンが恒常的に不足しています。

動画の多くは現在、安価ですむため、韓国や東南アジアなどに発注されており、アニメ産業の空洞化が続いています。

「アトム」の第一作放映から約50年が経った今、アニメは日本を代表するコンテンツに成長しましたが、制作現場の労働環境の劣悪さは全く改善されていない。

このまま海外委託が増加していけば、海外で優秀なアニメーターが育ち、国内のアニメーターは駆逐されてしまうでしょう。日本が誇るアニメ技術を守るためには、制作現場の実情に目を向ける必要があります。

最近のインタビューで、「新世紀エヴァンゲリオン」の作品で有名な庵野氏は以下のように答えています。

そういえば、庵野氏って本人役でSHIROBAKOに出てましたねw

今のアニメ制作のシステムはかろうじて持っている状態であり、その崩壊は時間の問題。

いずれにせよ20年はもたず、あと5年ほど、との考えを表し、将来は今あるようなものはできないと指摘。

人材、資金もなくなり、日本全体の状況が何も考えずにただアニメを作るということを許すものではなくなる。

詳細はここの記事を見てください。

確かにこのままの状況では、アニメ業界は崩壊していく可能性は高いです。

アニメ業界のビジネスモデル自体を変えていかないといけません。

早急にアニメ業界を変えていかないと、

SHIROBAKOの第2期では、えまちゃんがアニメーターをやめてしまっているかもしれません。

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