萌えイラストの変遷はなぜ起こるのか?

2023年9月29日

今回は、萌えイラストの変遷について考えたいと思います。

萌えイラストは時代が進むと変化していきますが、

果たして、萌えイラストの変遷は流行なのでしょうか? それとも、進化なのでしょうか?

萌えイラストの変遷1
萌えイラストの変遷2

眼の変遷の理由

人間は、赤ん坊や子供を保護するように、本能が設定されており、

赤ん坊や子供の特徴があると、可愛いと思ってしまいます。

眼が大きいのは可愛いと感じる

→では眼を大きくしよう!

ということで、単純に大きくしたのが昔のイラストです。

ただ、眼を大きくしすぎて、可愛いと感じることができなくなったため、

そこからデフォルメして簡易化・強調を行いつつ、さらにリアルから外れすぎないように、

目の形とバランスを整えようと進化してきているのが現在です。

鼻の変遷

昔は、鼻を立体として描こうとしていましたが、

現在は、鼻の影が少なくなり、点とかちょっとした影で鼻を表現しています。

顔の立体感を出すための影も少なくなっています。 

鼻を立体的に描かなくなった理由

①人間の本能

眼と同様の理由で、赤ん坊や子供の特徴があると、人間の本能として可愛いと思ってしまいます。

鼻がしっかり描写されているということは、鼻が発達しており、

赤ん坊や子供の特徴ではなくなってしまうため、可愛いとは思わなくなってしまいます。

よって、鼻は小さく立体的ではない方が可愛いと感じます。

②鼻が立体物だから

そもそも平面の画面に二次元的な顔を描いてるのに 、鼻だけは立体だから違和感を感じるのです。

「萌え」イラストは、「究極の萌え」イラストに向かって変遷していく

以上より、萌えイラストが変遷する理由は、

人間の本能に合わせて、イラストが変化していったことから、

流行というよりは、進化の可能性が高いと考えています。

「可愛いイラスト」という限られた表現の中で、

いかに脳へ「萌え」という感情を最大化して与えることができるか?

萌えという感情を最大化して与えることができる「究極の萌え」イラストに向かって、

現在の萌えイラストは変遷していくのではないかと考えています。