海外の「comico」の実情について

2023年9月29日

さて、これまで「comico」については色々と書いてきましたが、今回は台湾の「comico」事情について書いていきます。

ただ2016年頃に聞いた話ですので、今は変わっているかもしれません。

「comico」は台湾でも事業展開していて、多くの公式連載作家さんを抱えています。

台湾「comico」の実情

契約は作家さんを縛るものではなく、作品を縛る

日本のcomicoの場合、専属契約で作家さんを縛りますが、

台湾の場合、作品は縛るものの、作家さんを縛るわけではありません。

台湾comicoの方も月給制で週一のフルカラー

月給制で、週一・フルカラーです。

ただ月給は日本ほどは出ていないようで、日本の半分程度とか。

週一とはいえ、創作作業に充てれる時間は数日程度

週一とはいえ、編集者が指摘した修正作業に数日程度かかってしまうため、

実質、創作作業に充てれる時間は数日程度とのこと。

よって、どうしてもクオリティを犠牲にしないといけないのが辛いらしいです。

休載すると月給が減る

休載すると月給が減ります。例えば一度休むと、月給が3/4になります。

書籍化の際は、日本と同様にリメイク作業が必要

単行本になる際は、いわゆる通常の漫画のようなコマ割りになるように、

本文を大幅に加筆・修正が加えないといけません。

これら作業についてのお金は別途出るわけでもなく、連載を続けながら、行わないといけないので、非常に辛いものです。

かといって、これらの作業に注力するため、休載してしまうと、月給が減ってしまいます。

まとめ

日本とは違い、台湾では作家さんではなく、作品を縛ります。

休載すると、月給が減ります。

日本と同様、書籍化の際は大幅なリメイク作業が必要となります。

基本的にcomicoは国が変わっても作家さんに対する扱いは良くありません。

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