FANBOXなどクリエイター支援サービスは、本当に支援されるのか?
現在ではPaetron、Enty、Fantia、PixivFanBOXなど多くのクリエイター支援サービスがありますが、
果たしてクリエイター支援サービスで、多くのクリエイターが十分な支援を受けられるのでしょうか?
結論を先に言ってしまうと、答えはNOです!
数十万円以上の金額が入っているのは、極々一部のトップクリエイターだけで、
ほとんどのクリエイターは雀の涙程度の金額です。
ファンはなかなか金銭的な支援はしない
確かにクリエイター支援サービスのおかげで、
支援できる窓口が開放されたことには意味があると思いますが、
クリエイターのみなさんが思っているほど、ファンは支援してくれません。
Twitterでリツイートやいいねをするファンは確かに多くいます。
ただお金を払うまでのファンはなかなかいません。
クリエイター支援サービスの企業は赤字
支援サービスを運営している企業側もクリエイターと同様に、
「ファンなら支援してくれるのでは?」と考えて事業をスタートしたはずなのですが、
想定していたよりもファンはクリエイターを支援しないため、なかなか収益が上がらず、苦戦している状況です。
結果、ほとんどのクリエイター支援サービスは赤字という状況です。
基本的に事業として収益を上げるのは相当に難しいと思います。
Entyでは支払い遅延など問題が発生していますが、赤字なのでそういう問題が発生しているのだと思います。
PixivFANBOXはFANBOX単体の事業としては赤字だとしても、Pixv自体へのプロモーションもありますので、
すぐに事業撤退するということはないと思います。
ファン側の視点で考えると
ファン側の視点で考えますと、例えば支援プランが月額500円だとして、
毎月自動的に500円の引き落としがあるだけの支援にお金を支払うでしょうか?
そういった支援でも良いという人は極々少数だと思います。
何かしら見返りがないと、ファンとしても支援するのはなかなか難しいです。
支援サービスはデジタルコンテンツの販売と変わらない
多くのファンは支援に対して見返りを求めていますので、
これらの支援サービスを利用しているクリエイターは、支援に対しての報酬を設定しています。
ただそれでは従来通りのデジタルコンテンツの販売と同じです。
デジタルコンテンツの販売であれば、PixivのBOOTHなどで十分です。
つまりは、わざわざクリエイター支援サービスを利用する必要はないということになります。
支援金額は雀の涙
そしてクリエイターは色々と報酬を設定して工夫はしているものの、
クリエイター1人あたりの月額の支援金額は平均で数百円程度、中央値は0円近くになってしまうと思います。
FANBOXで出せる月合計額、思った以上に厳しい結果。比較的この手の投資を惜しまない層が多い(VR系のひととか)フォロワーさんでこれなら、実際の平均はもっと低いか。0円も多そう。仮に平均合計が400円でひとり100円だとしたら、支援者の中で絵描き四天王に入っていないと支援して貰えない計算。
— 栗坂こなべ (@kurisaka_konabe) April 28, 2018
まとめ
クリエイター支援サービスでは大した金額の支援はなく、デジタルコンテンツの販売と変わらないため、
クリエイターが支援サービスを頼りにするのはなかなかにリスクが高いです。
ネットが充実している現在では色々なコンテンツが無料で楽しむことができます。
そんな中でファンにお金を払ってもらうというのは至難の業です。
ファンは無料なら行動してくれても、有料になった途端に行動してくれません。
私としてはPV数で収益につなげることができるブログのほうがまだマシだと考えています。
いかにお金を落とさないファンを収益につなげていくのかが、
クリエイターにとってこれから重要になっていくのではないでしょうか。
ブログの収益化についてはこちらの記事をご参考ください。
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