漫画家にとって有益な漫画配信サービス「マンガ図書館Z」とは?
2015年8月3日、ヤフーの子会社のGYAOは、漫画家である赤松健氏が代表を務めるJコミの「絶版マンガ図書館」を引き継いで、
絶版漫画を中心にWebで無料配信する「マンガ図書館Z」を開始しました。
「マンガ図書館Z」は、プロの漫画家だけではなく、新人漫画家にとっても、有益なサービスがあります。
主なサービスを紹介していきます。
人気コミック絶賛発売中!【DMM.com 電子書籍】広告収益は100%作家へ
「広告付きの無料閲覧」システムです。広告収益は100%作家にいきます。
普通、広告は「うっとおしい」と思いますが、
広告が表示されたことによる収益が、100%作家にいくと思えば、許容できるのではないでしょうか。
「電子透かし入りPDF」を販売
「電子透かし入りPDF」販売を実装しています。
DRM(デジタル著作権管理)無しのPDFを購入可能となり、どんな端末にも自由にコピーして読むことが出来ます。
印税は40%とのことです。
新型アップロードシステム
YouTubeやニコニコ動画と同じように、漫画家が自分でZipにまとめた漫画のデータをアップロードできます。
hon.jpと提携して、現時点で出版社が扱っている作品がアップロードされた場合は弾くような仕組みを導入しています。
kindleストア向け販売
キンドルへの登録代行を行っています。
印税は30%以上とのこと。
プリント・オン・デマンドが可能
「連載したものの単行本化されなかった」作品を、デマンド印刷・製本して提供するプリント・オン・デマンド(POD)販売も行います。
51カ国語の自動翻訳機能実装
リニューアルに際してビューワーを刷新しています。
吹き出し内のセリフをOCRで文字認識し、51カ国語に自動翻訳する機能を搭載しました。
セリフ部分の認識が甘かったり、翻訳精度がそこまで高くありませんが、凄い機能だと思います。
このようにマンガ図書館Zは、マンガに「広告」を付けて読者に無料で読んでもらい、発生した広告収益を100%渡すという、漫画家にとって有益なサービスだと思いますので、是非活用してみてはどうでしょうか?
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